今回は、お子様の歯並びで一番大きな問題になりえる反対咬合についてお話します。
以前、3歳児検診で下の歯が出ているけど、大丈夫かと心配されていたお母様がいらっしゃいました。
このかみ合わせは、反対咬合といって、上顎の成長を抑制してしまう可能性もあるので、歯科医院でみてもらってくださいと伝えました。
反対咬合とは
下顎の歯並びが上顎の歯よりも前に突き出ていて、受け口のようになっていることを反対咬合や下顎前突といいます。
受け口は、小児期に検診等で知ることが多く、以前は、「自然に治る可能性もあるので経過を見ましょう」と歯科医から説明が多かったそうですが、近年は、6%ほどしか自然治癒しないとの報告が周知され、早期の対応が、重要となっています。
小児期の受け口で下顎の前方への大きさが軽度の場合は、夜間のマウスピースをはめることで、下顎の成長をコントロールし、正常な噛み合わせにできる可能性があります。(保険適応外)
受け口のまま、下顎が成長していくと、外科手術で顎の骨を切らないと治せないようになってしまうかもしれません。
歯並びがご心配な方は、早めにかかりつけの歯医者にご相談をおすすめ致します。
荒中歯科医院
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